名前 |
匿名 |
性別 |
男性 |
年齢 |
21才
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勤務歴 |
2日 |
時給 |
750円
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勤務地 |
東京都 |
カテゴリ |
アンケート・調査 |
企業名 |
某社 |
投稿日 |
2005/09/18 |
自治体の委託でアンケート調査をした。季節は初夏。出来高制で20件くらいの割当だったと思う。
担当したのは15年ほど前に作られた新興住宅地。典型的な中流層だな。
対象者リストに載っている個人を訪問して、口頭で質問し回答してもらうという形式の仕事だった。
ヒッキーなオレにはちょっと荷が重い。コミケの軍資金さえ落としてなければ…。
適当に自分で書いてしまおうかとも思ったが、バレてバイト代がもらえたなかったらまずいしな。
この仕事は第一声が重要だ。
「アンケートなんですが」だと、かなり不信な目で見られる。アンケートという単語は胡散臭いイメージが強いようだ。
「自治体の委託で『調査』に来ました」に切り替えることにする。
服装も重要だ。
自分なりに気を使って、一番きれいな洗濯した服を着てきたが、Tシャツにジーンズだとやはり厳しいか…。
それとも首に下げたタオルがいけないんだろうか。「身分を証明できるものを見せて下さい」なんてことを言われたしな。
言葉づかいは丁寧なのが基本だが、会話が弾めばもっといい。
昨日スポーツ新聞を読んで予習しておいたおかげで、時事ネタから芸能ネタまで抜かりはない。
マンガやアニメネタだったらもっと会話が弾むんだが、よしとしよう。
淡々と仕事をこなし、ノルマも90%以上の達成率だ。
予定の軍資金に達し、ここで止めても問題なかったのだが、限定本をもう1冊保存用に確保したいと欲が出た。
まだ時間もあるし、この家で最後にしようとベルを鳴らした。