塾講師

大学一年の夏から、翌年の春まで個別指導塾で働きました。 最初の数ヶ月は、新しい職場に慣れるのに必死で（講師間の恋愛事情に巻き込まれたり）、労働条件について深く考えてはい ませんでした。 しかし仕事に慣れきった１２月頃から、劣悪な塾長の姿が少しずつ見えるようになりました。 講師のスケジュール管理ができないために、出勤日の連絡をしなかったり。逆に非出勤日に来させたり。 間違えて出勤させられたことを問い詰めると「じゃあ書類整理でもしてく？給料ないけど」と言い出す始末。 ひどいときには、高熱で寝込んでいる真っ最中に「今日出勤する日になったから、今から来て」とメールが届き、行かれない旨を説明すると、契約違反だと電話で怒鳴られ無理やり出勤する羽目に。 結局、生徒にばい菌が移ると強制的に帰されましたが。 思えば、なぜ８ヶ月も勤務したかが不思議でたまりません。 一度こちらも頭に来て、塾長に向かい「もう少しスケジュール管理をしっかりしてほしい」と訴えましたが、「私はあなたの上司なのだから、あなたの言い分を聞く義務はないし、頭にきたって我慢しなきゃだめよ」と何故かこちらの態度を改めるように要求されました。 ３月に生徒の引継ぎを終えて、さっさと辞めてしまいました。 塾講師という職柄自体は、建設的でやりがいはありましたが、精神的に続けることはできませんでした。 塾を選ぶ際は、給与の前にきちんとした正社員がいることを確認するべきだと思います。 それができれば苦労はしませんが。