中学2年生の数学
カテゴリ | 家庭教師 |
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名前 | 4n5 |
性別 | 男性 |
年齢 | 17才 |
勤務歴 | 1年 |
時給 | 1250円 |
勤務地 | 愛知県 |
企業名 | 某社 |
投稿日 | 2005/08/25 |
私が高校2年の時に、母が知り合いから頼まれてきた。 その男子の苦手な科目と私の得意な科目が「数学」と一致していたので引き受けた。 初めて行った時に見せられたテスト答案は「7点」だった。 その子は分数の乗除が出来なくて数学以前に算数から教えなければならなかった。 算数から教える事は想定外だったが、全く苦労しなかった。 教えるのが特別上手かったわけではない。 本人のやる気が物凄かったのだ。 数学の成績をなんとしてでも上げたいという感じだった。 参考書は一冊を一月ペースで消化していった。 自分がした事は息抜きの遊び相手ぐらいだと思う。 最終的にその子はテストで「70点」を平均で取れるくらいになった。 親御さんからは涙を流されながら感謝されたがとても申し訳ない気がした。 親御さんにも「本人の力によるものだ」と言ったが全く信じてもらえなかった。 その子本人も自分の力だと思ってはいなかったみたいだった。 その頃から6年経った今でも感謝されると、とても申し訳ない気持ちになる。