朝刊と夕刊の配達
カテゴリ | 新聞配達・牛乳配達 |
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名前 | 二ーる |
性別 | 男性 |
年齢 | 24才 |
勤務歴 | 3年 |
時給 | 1300円 |
勤務地 | 広島県 |
企業名 | A新聞 |
投稿日 | 2012/07/03 |
昔が懐かしくなりこのサイトにふと立ち寄ったため、私も昔の新聞配達時代の話を書こうと思う。 大学卒業後、司法試験の勉強をしていた。当然、生きるためには働かないといけない訳で、生きながらえながら一日8時間前後の勉強量が確保できる唯一の道だった新聞配達を選んだ。朝刊と夕刊で月15万くらい稼いだ。 3時から朝刊を配り、6時に終え、8時の専門学校の開門に間に合うように準備をして学校に行った。そこの自習室で勉強をし14時30分に一度帰宅、15時から夕刊を配り18時前に終えた。また専門学校に戻り、20時くらいまで少し勉強して21時頃帰宅。22時に寝る。で、3時前に起床。を繰り返した。日曜だけは朝刊配ったあと、ずっと寝た。月1回の休刊日には必ずクソ安いソープに行った。そこのソープ嬢に「付き合わないか?」と言われて、少し嬉しかったが、自分のあまりの汚い家に招待する可能性を考えて怖くなり断わった。こんなことを3年繰り返して司法試験に合格した。 今でもたまにふと思う。あの頃の時代が大好きだ。女遊びも月1回しかできず、酒も飲めず、クソ早い時間から半分眠りながら新聞を配っていた頃。寝坊しては店長にドヤされ、不配が続けば疑心暗鬼になり、エロ本を見つけてはこっそり持ち帰り、酔いつぶれたやつを見つけては懐を弄った(時効成立w)。 一番の思い出は早朝、ビルの最上階あたりに迷い込んでいた猫を驚かしたら、猫がビックリしてその最上階から飛び降りたことだろうか。そこから少し離れた駐車場で死んでいた猫の顔はなかなか忘れられない。まさに鬼の形相だった。ごめんね。猫。 一番、感謝したいのは販売所のみんなのこと。俺なんか、遅刻ばっかりしたし、不配もよくしていた。なのに、応援してくれた。今でも本当に感謝している。 こうして40歳を越えた俺だが、そこそこの地位を築けたと思う。それもこれも新聞配達の3年間があったお陰。今、やってる君達、これから始めようと思う君達、社会の視線が痛くても、将来に対する恐怖で震えても、やり抜きなさい。きっと、輝くよ。良かったと思う時が来るよ。