カテゴリ | 新聞配達・牛乳配達 |
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名前 | 匿名 |
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性別 | 男性 |
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年齢 | 21才 |
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勤務歴 | 6ヶ月 |
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時給 | 1300円 |
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勤務地 | 東京都 |
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企業名 | 読売新聞 |
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投稿日 | 2010/03/29 |
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私は丁度半年間新聞配達(朝刊のみ)を経験し,あと二回の配達で業務終了という者です.普通に生活していたらなかなか経験できない体験だと思うので,辞める前に何か書き残しておこうと思います.
まず,事務的なこと.朝(夜?)2:00頃に起きて出勤,カブを出して業務連絡を確認してチラシを作業台に上げ,バイクに新聞を積む準備等々をしてから缶コーヒーを一本,2:30~2:40頃に新聞が到着(店着)し,チラシを入れて出発,という感じでした.出勤時間等は販売店によって異なるようで,店着の時間も2:25分に来たり,通常の印刷時間では間に合わないようなニュースや出力遅れがある場合には3時くらいになってしまう日もあります.自分はマンションと都営団地ばかりの区域を配っていて,だいたい5時前には終わっていました.平場(団地以外の通常の住宅地)の担当者は5:30くらいまでかかっているようでした.団地ばかりを配っていた都合上筋肉はだいぶつきました.半年で体重が10kg弱増えました.とにかくひたすら階段ダッシュで,真冬でもシャツ一枚に薄い販売店指定の上着で配達していました.帰ってきたら汗ビッチョリで,専業の人に「雨降ってるみたい」と言われたこともあります.
この半年間で特に感じたことは主に二つ.まず新聞奨学生という制度について.私自身は奨学生ではなく,普通の大学生でしたが,配達を始めたばかりの頃は集金もやっていました.が,これはかなり時間と体力を浪費します.集金開始は毎月25日ですが,結局会えない客もいるので,翌月12日の締め日までかかります.専業の方に聞いたところ,奨学生の条件は3業務,つまり,典型的なパターンで言えば朝刊+夕刊+集金で奨学生成立です.確かに学費の心配もなく,給料もかなり出ますが,完全に勉強させる気はないと私は思います.理系の大学生で新聞奨学生を考えている方は,はっきり言って辞めた方がいいです.
次に職業選択について.これは特に重要で,人が行きていく以上やはりお金を稼がなくてはなりません.自分ひとり生きて行くだけでも月10~20万は欲しいところです.そのために,人生の貴重な時間を費やして働くわけですから,自分の人生を賭けてもいいと真に思える仕事を選ぶことが大切だと強く思います.時間はお金になりますが,お金は時間になりません.自分は半年間この仕事をやってみて,将来新聞屋には絶対ならないだろうと言えます.新聞に人生を賭けたいとは思えないからです.しかし,同じ販売店で長く続けている人をみていると,配達をやっていても楽しそうですし,トラブルや悪天候すらある種のイベントのように捉えている感じがします.それが,新聞に人生を賭けるということなのだと思います.
最後に,真冬の晴れた空,マンションの谷間から見る星や月は最高に奇麗です.また,配達を終えて朝日を浴びながら帰路につくのもまた乙なものです.1つの人生経験としてかなり貴重な半年間だったと思います.