調理補助
カテゴリ | リゾート |
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名前 | ジェベル |
性別 | 男性 |
年齢 | 45才 |
勤務歴 | 6ヶ月 |
時給 | 850円 |
勤務地 | 長野県 |
企業名 | ホテル信濃プリンスシラカバ |
投稿日 | 2011/09/20 |
9月の初旬に信州・白樺湖の畔に佇むリゾートホテルに赴任した。 ここは、Web版求人誌で見つけたアルバイトだったが、履歴書を送ると電話面接だけで即決で採用された。 さて、セクションは調理補助だった。上司は年輩の板前さん(以降Fさんと呼ぶ)一人で、いわゆる料理長だった。 勤務時間は、朝7時くらいから朝食の支度をし、午後1時半くらいまで昼食の準備や片付けに追われる。 その後、中抜けし、午後4時くらいから夕食の準備を始め、終わるのが夜の9時半くらいだった。 このホテルは団体客がメインのため昼食を出すので、他のホテルや旅館に比べると中抜けの時間が少ないと思う。そのうえ、宿泊客が多数で、洗い場の手伝いなどをしていると、終了時刻が夜中の11時を過ぎることもあった。 仕事の内容は、調理補助の仕事はどこも似たり寄ったりだと思うが、器の出し入れ、簡単な盛り付け、調理器具の洗浄などだった。 食事は、昼・夜2食ほど従業員食堂で供された。ただし、Fさんの下で仕事をしていたときは、厨房で簡単な朝食が賄われた。食事の回数に関しては求人広告との差異を感じた。ちなみに、公休日は食事が出ず、なので白樺湖の東側にあるローソンに行き必要なものを購入していた。なお、そのローソンまで歩くと片道25分くらいかかっていた。 ところで、10月ぐらいに上司であるFさんが辞めてしまった。このホテルはある意味板前さんに厳格で、仕方がないと思った。後任の板前さんは地元の人だったが、前の板前さんと同じくいい人だった。この頃、フロントとホール要員として3人の新人アルバイトが入った。こうしたことから、上役の指示で食事会が開かれたが雇用主も開けっぴろげで楽しく、職場の人と親睦が図れた。 さて、12月に入ると白樺湖は結氷し、周遊道を歩くと異国情緒な美しい風景を堪能できた。 また、スキーシーズンに入ったことから、ダイニングやレンタル係に4,5人の新人アルバイトが入った。この中には、徒歩で日本一周をしている人がいてリゾートバイトにはいろいろな人が来るものだと感心した。また、名前は忘れたが同じ厨房で背の高い人と一緒だったが何か気の合う人だった。 実は、当方は翌年の1月半ばで辞めてしまった。というのは、寮を個室から相部屋にされたというのがおもな理由だった。 その翌年の4月下旬、また採用いただいた。赴任すると職場の環境は以前とはずいぶん変わっていた。スタッフが大方入れ替わっていたことのほか、寮が随分傷んでしまっていた。後で分かったことだが地勢などの理由で結露が酷く、部屋の天井などはカビが大発生してしまっていた。そのうえ、床下にも水が堪ってしまっていた。自分の仕事はこれらの修繕や掃除だったが、予算の都合で対処のしようもなかった。 ところで、この頃にはリーマンショックの影響かホテルの業績が落ちていて、数人の人はリストラ対象、他の人も給料貰うのもままならない状態だった。 実は、当方ももろもろの事情から満期終了する前に辞めた。 とはいえ、再会した洗い場の先輩、調理補助の同僚とオートバイで街に繰り出したりしたのは懐かしい想い出だ。当方が突然辞めたり、同僚によるお節介(デマ?)で洗い場の先輩とも音信不通になってしまったが、僻地住まいのとき夢見た東京で再会を果たしたいものだ!